このままではブログが自然消滅してしまうとの謎の危機感(別に消滅しても何も困りはしませんが)により、義務感のみで書き始めています。
昨日のMステスペシャルが
心に残る歌詞特集、みたいなので
私も個人的に好きな歌詞のことを考えていました
特に番組をちゃんと見てはいなかったのですが…
というかあんまりピンとくる曲が出てこず…
あ、あのちゃんが神聖かまってちゃんのの子の曲を歌ってた!
よかったです。
「僕は頑張るよっ」もいいですよね。
かまってちゃんは好きなバンドです。
2010年ごろ、「ロックンロールは鳴り止まないっ」などが注目を集めていたころ、の子さんの様々な行動が、本当に「今」しかないような、この人大丈夫かな、と心配もしていたけど、なんだかんだ今も生きてて音楽活動をしていて、なんかこう…時間をかけないと生まれない感動が今、曲を聴いていると生まれてくるんです。
「進撃の巨人」アニメの曲もマンガを読んでいる間、聞きまくっていました。
「進撃の巨人」は読み始めて一度挫折してたんだけど、今年の夏全巻読みました。面白かったです。
これが台湾を想起するみたいな評がちらちら見えていたんですが、どの点においてそうなのか、なるほど、と分かりました。
私が一番好きな場面はリヴァイがエルヴィンに
「夢を諦めて死んでくれ」
と言うシーン。
あれはこのマンガの悲壮の一つの頂点で、ため息が出ました。
現実で起こっていた“特攻”を美化する気は全くないけど、フィクションにおいて、この動きを、読者として何も言えませんし、肯定も否定もできる次元ではない極限の世界線をここまでじっくり作り出しているのがすごいなと。
あのちゃんの「ちゅ、多様性」がエンディング曲に使われていたチェンソーマンも漫画とアニメ、どちらも読み・見ました。アニメ、気合い入ってる。
マンガにおいてたまに現れる「強さ」のある女キャラが好きで
(岩明均の「寄生獣」の田村玲子、「ヒストリエ」のオリュンピアスみたいな感じ)
結構マキマは好きでした。人間の心がない故の空っぽの絶対的強さというか。
ああ、そうだ、好きな歌詞の話。
松任谷由実の「Voyager〜日付のない墓標〜」にある一節
自分のためだけに生きられなかった淋しい人
がすごく好きです。
エヴァンゲリオンの映画で流れた時に、ここにすごくぐっときたんですよね。
亡くなった人に対して語りかけているような気がするんですけど、
自分ために生きられなかった、優しい人ではなく、淋しい人なんですよね。
例えば自ら命を絶った人なのかな、と思い、自分のためだけに生きていてほしかった、けどどうしようもなく優しく、それができなかった、淋しい人、と憐れみの視線が何ともいえない。勝手に自分の中でストーリーを想像しているだけだけど。
「証し」という日本のキリスト教徒へのインタビューを編んだ本があるんですが
そこである人が、困難に直面したとき思うのが
主よ、私を助けて、ではなく
主、憐れめ、だ、という話が印象に残っていて。
この世界は人間にはどうしようもない悲劇がたくさんあって、どうして神様はこんな試練を与えるのか、って別に宗教を持ってなくても思うときはあると思います。
でも、神様は助けてくれるものではなく、人間を憐れんでくださるもの、という考えは結構しっくりきます。
ともにいてくださる同行者のようなイメージ、というのは遠藤周作の著作から結構大きなイメージを得ているんですが、そばにいてくれる、というイメージは静かな癒やしとゆるしがあるような気がします。
疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう、わたしは柔和で、謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。
そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。
わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。
という有名な一節にもつながるような。