hiro

https://lineblog.me/hirokom/

2024/02/01

え、2月始まってます?

2月と3月は優しいイメージ。美しい世界、とシンプルに感じるし、本当によくできてる...と思う。空の色も、陽の光も、植物も。

ここで浮かぶのは

野の花がどのように育つのか、よく学びなさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾っていなかった。

という新約聖書マタイの福音書の節。

こういうのを出すと宗教にかぶれてるな、大丈夫かと思われるかもしれないけど、でも、聖書を読むことは教養の一つですから。とか偉そうなことを言ってみる。ラテン語を覚えなければいけなかった頃に比べれば、易しい話だ。

出したついでにこの箇所を全文引用してみる。(一部改行はこちらでしました)

だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また体のことで何を着ようかと思う煩うな。命は食べ物より大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。

空の鳥を見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。まして、あなたがたは、鳥よりも優れた者ではないか。あなたがたのうちの誰が、思い煩ったからといって、寿命を僅かでも延ばすことができようか。なぜ、衣服のことで思い煩うのか。野の花がどのように育つのか、よく学びなさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾っていなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。

だからあなたがたは、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い煩ってはならない。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみな、あなたがたに必要なことをご存じである。まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものはみな添えて与えられる。

だから、明日のことを思い煩ってはならない。明日のことは明日自らが思い煩う。その日の苦労は、その日だけで十分である。 (マタイ6章25-34)

 

なんかいい事言ってる〜(薄い感想)

命は食べ物より大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。

その通りだよね〜と相槌打ちたくなる。(やめて)

空の鳥〜、野の花〜の箇所は昔、宗教の授業でも繰り返し話されていたところなので

頭に残っているんだけど、

だから、明日のことを思い煩ってはならない。明日のことは明日自らが思い煩う。その日の苦労は、その日だけで十分である。

の箇所は、へえこんなこと言ってたんだーと新たに気づきました。目が開く、って感じ。

「明日できることをきょうやるな」的なことを言ってますよね。大事ですよねー(薄い感想2)

 

セブチの話していいですか?(誰に聞いてるの?)

相変わらず、コンテンツをせっせと消費しまくっていて

この間「13少年漂流記ーSEVENTEENのある素敵な日ー」というセブチが荷物最低限以下で島流しにされて食べ物とかを自分で調達して生活するという番組を見たんですが、最終話である悲しい場面で流れていた音楽が映画『オールドボーイ』のThe Last Waltzという曲でした。

最初に聞いたときに、「あっ」と記憶の鍵が外れたような感覚があって、どんどんその映画のことを思い出してきました。ちなみに流れたシーンは悲しい場面というつつ、全体的にバラエティーなので『オールドボーイ』のあの悲しさとは全く別物で、その落差はちょっと面白かったです。スタッフさんも絶対分かってて使ったよね。

パク・チャヌク監督『オールドボーイ』は中学生のときに見て、ちょっと年齢的には早かったと思うんだけど、

でもすごく脳に焼きつくような映画でした。大人になってからもまた見ました。

画面の構成の美学というものを感じたというか、草原で内側がピンク色のスーツケースから出てくるシーンとか、鋭い角度の坂を一直線に走るシーンの線と人の動きの組み合わせとか、寿司店で赤い壁紙を背景にカン・へジョン演じるミドを真ん中に持ってきてぐわんと映す場面とか。ちょっとKPOPアイドルの歌番組でのカメラワーク(酔いそうなほど、ぐわんと寄って引いて)にも同じものを感じる。

俳優陣も素晴らしいと思いました。チェ・ミンシクカン・ヘジョン、ユ・ジテ。

カン・へジョンはこれで大好きになりました。

なぜかひどく記憶に残るのはユ・ジテなんですよね...敵役なんだけど、やばい奴なんだけど、とても哀しい人間。彼の涙、嫌な笑み、そして最後。

最後のチェ・ミンスクとユ・ジテの対決の場面は部屋の構造から置いてあるものから何から全てがとても映画としてかっこよくて、そして二人は哀れでした。でもハサミで切る場面は見ていられません(見てます)

これが実質韓国映画デビューだったと記憶していますが、こりゃ面白いわ〜と思いました。

ちょうどパク・チャヌクとかポン・ジュノとかの映画の時代というか。

セブチの話全然できなかった!